不動産屋のおっさんコラム
マンションの売値が高くなるタイミングっていつ?
2019/03/11
マンションの売却を考えておられませんか?
マンションの売却を考えているみなさんが、一番気になるのがいつ売ればいいのかだと思います。
マンションの売却の値段を決めるものは、マンション自体の状況や周辺の状況があります。
マンションの状況やその周辺の状況は複雑に交差しあいマンションの価値を決めています
今日はその中でもマンションの状況によって値段が決まることについて紹介します。
□マンションが高価格で売れるとき
マンションを売る時に高く売れるのは大きな修繕工事を行う前と言われています。
この理由は綺麗になるからという感情的にお得に思うことも1つにあります。
しかし、修繕積立金の値段が上がるためが主な要因とされています。
修繕積立金が上がると、入居してからの毎月の費用が多くなってしまいます。
その結果、マンションの人気がなくなります。
人気が無くなると、市場での価値が落ちてしまいます。
その後、価値の低下が価格を低くします。
□大規模修繕のための積立金
修繕積立金が多くなるためにマンションの人気が落ち、価格が下がると紹介しました。
ここでは修繕積立金がなぜ上がるのかを紹介します。
*修繕予定を立てていなかった
マンションは通常、10年や15年などで修繕を行います。
この周期はマンションの塗装の劣化などが原因なので変えることは難しいとされています。
一般的には、この10年や15年の周期に合わせて、修繕費用の積み立てを行います。
しかし、この修繕費用を計画性なく考えていることがあります。
積立金を集めはしているが、10年後や15年に向けて足りないことがあります。
この事実に気づくときは修繕が近づいていることが多く、焦ってお金を集めるため修繕積立金が大幅に上がります。
*人件費の値上がり
修繕積立金を修繕予定のために考えて集めていても、その予定を変える原因があります。
それが修繕を行う人の人件費の値上がりです。
修繕工事を行う職人が近年減ってきています。
これにより人件費が上がり、結果として修繕費も上がっています。
これは予定を建てる前には考えられていなかったため、初めの修繕積立金では足りずにマンションの住民に対する修繕積立金が値上がりすることがあります。
*修繕するところの増加
最後はマンションそのものが原因となって修繕積立金が値上がりすることがあります。
マンションは建ててから年月が経つにつれて劣化が起こります。
初めの10年は劣化しているところが数か所だけかもしれません。
しかし、それらは年を重ねるごとに増えていきます。
これが原因となり修繕積立金が値上がりしてしまいます。
□まとめ
マンションは修繕が必要なものです。
そのために修繕積立金必要になってきます。
しかし、その値段は年ごとに上がってしまいます。
高くマンションを売るなら、大規模修繕前です。
もし、マンションの売却を検討されていましたら、ぜひ一度いつ大規模修繕が行われるのかを大家さんなどに確認してみてください。