不動産屋のおっさんコラム
複数の不動産会社と契約するのはおすすめできない理由とは?
2019/07/25
不動産の売却をするには、不動産会社と契約し仲介をしてもらうという方法が一般的ですよね。
そしてこの不動産会社は多くの場合1社のみと契約しますが、時には複数の会社と契約を結ぶという人もおられるようです。
しかしこれには注意が必要で、あまりおすすめできた方法ではありません。
そこで今回は不動産の売却をする時に複数の会社と契約することがおすすめできない理由についてご紹介させていただきます。
□複数の不動産会社と契約を結ぶことがおすすめできない理由
不動産会社との契約には種類がありますが、そのうちの1つである一般媒介契約は自由度も高く複数の不動産会社と契約できる契約でもあります。
しかし正直なところ複数の不動産会社と契約することは注意が必要であまりおすすめできません。
その理由をご紹介させていただきます。
✴︎手間がかかる
不動産会社との契約にはある程度の手間がかかりますよね。
それが1社だけでなく複数の会社となるとその手間は何倍にもなります。
また契約を結んだ段階で終わりではありません。
売却活動をどのように行うのか、逐一全ての会社とやり取りをするのはかなりの手間になってしまいます。
✴︎不動産会社のモチベーションが下がる
不動産会社の気持ちになって考えてみましょう。
不動産会社の仲介手数料は売買契約が結ばれて初めて発生します。
ですから一般媒介契約で複数の会社と契約を結んでいる顧客の物件に時間、労力をかけて売ろうとしていても、契約している他社に先をこされる可能性があります。
そしてそうなった場合は仲介手数料を得ることはできないため、せっかくの労力が無駄になってしまいます。
モチベーションが下がってしまうのも仕方ないかもしれませんね。
✴︎必ず売れるわけではない、売れなかったときのイメージ
複数の会社と契約を結んだとしても必ず売却が可能になるというわけではありませんよね。
多くの会社が売却活動をすることになるので、一つの会社と契約をしている時よりもたくさんの人にみてもらうことができますが、売れなかった時はその分売れ残りというイメージがついてしまいます。
以上が複数の会社との契約をおすすめできない大まかな理由になります。
□まとめ
今回は一般媒介契約で複数の会社と契約を結ぶのはどうしておすすめではないのかについてご紹介しましたがいかがでしたか?
単純に1社よりも売れる可能性が上がりそうと考えていた人は考えを改める必要があるかもしれませんね。
不動産の売却をお考えの方は参考にしてみてくださいね。