不動産屋のおっさんコラム
マンションを売るのか貸すのかどっちがいい?その判断基準とは!?
2019/06/13
「住んでいたマンションを手放すとき、物件を売るか貸すか…」誰もが悩む問題です。
実際、この2つのどちらがお得なんでしょうか?
今回はその疑問を解決するために、それぞれの特徴と、売るか貸すか判断する基準についてご紹介していきます。
□マンションを売るメリット・デメリット
*メリット
売却の場合は、物件が売れたときに確実にまとまった資金を入手することができます。
また、すぐに売ることで今後値下がりするリスクを避けることも可能です。
将来デフレになることを想定しているのであれば、早く売ったほうが有利です。
一度売りに出すと、もちろんのことですが維持費などの諸費用を支払う必要がなくなりますので、それ以上所持金を失うことはありません。
*デメリット
売却時に必要な諸費用や税金を支払わなければなりません。
しかし、これは一時的なもので一度払えばそれ以上請求されることはありません。
また、将来インフレになったときに、使える不動産資産が手元にない状態になってしまいます。
また、売却価格以上の収益が生まれなくなるというのもデメリットです。
□マンションを貸すメリット・デメリット
*メリット
デフレになったときに、資産を保有していることで売却した金額よりも更に高額な収入が得られます。
基本的に賃貸の方がデフレの影響を受けにくく、資産の運用がしやすいです。
*デメリット
入居者がいないときは家賃収入が得られず、確定した収入を得ることができません。
また賃貸では、リフォーム費用や物件の維持費、税金などの費用を毎年支払う必要があります。
ずっと空室状態が続けばかなりの負担になることでしょう。
□売るか貸すかの判断基準
*住宅ローンが残っているかどうか
住宅ローンがまだ残っている場合は、マンションの築年数が浅く売れやすいうちに早く売った方が良いです。
ローンが無くならないうちは、貸し出すよりもより確実にお金を貰える売却を選ぶべきでしょう。
賃貸の場合、ずっと空室になるリスクがあります。
長く続くものは1年ほど続くこともあります。
また、必要な費用は所有費だけではなく、入居者が退去したときのリフォーム費用もあります。
ですので、ローンに重ねて必要な費用が増える可能性がありますので、金銭的負担が大きくなるでしょう。
*数年後にまた戻ってくる予定がある
転勤が決まって数年間家を空けることになっている、のような場合は、賃貸を選ぶべきでしょう。
何年契約かを自分で設定して、もう一度自分自身が住み始めるとなったときに戻れば良いという訳です。
□まとめ
今回は、マンションを売る場合、貸す場合それぞれのメリット・デメリットと、どちらを選ぶかの判断基準についてお伝えしました。
少しでも参考にしていただけたでしょうか?
所有しているマンションを売るか貸すか、今回ご紹介したポイントを参考にしてあなたにとってお得な選択をしましょう。