不動産屋のおっさんコラム
マンション売却で返ってくるお金の種類とは?北斗の不動産会社が解説!
2018/04/26
分譲マンションを購入して住んでいた方の中には、引っ越しをお考えの方もいらっしゃると思います。
そんなとき、マンション売却で返ってくるお金があるのをご存知ですか?
もちろん、買い手から受け取る代金の売却金はありますが、それ以外にも返ってくるお金があるのです。
そこで今回は、マンション売却をお考えの方知が知っておきたい売却時に返ってくる4種類のお金をご紹介します。
■住宅ローン保証金
1つ目が、住宅ローン保証金という、住宅ローンを組んだ際に、物件価格や審査結果によって支払うローン契約のための保証金です。
これは、組んだ住宅ローンの保証金を一括で前払いしてしまった方に限られるものの、金額が最低でも数十万円、契約期間によっては数百万円まで上ることもあります。
お金の出どころはローンを組んだ金融機関のため、同時に抵当権の抹消も行われるのが一般的です。
マンションの売値だけが入ってくると思っていたのに、思わぬところから数十万円も返ってくるなんていう嬉しいことがあるのですね。
■固定資産税
2つ目が、固定資産税とマンションの管理費用です。
これらはどちらも費用の発生時期とマンションの契約期間のズレによって返金があります。
一般的に、固定資産税はその年初めの1月1日に支払っているため、1年の途中でマンションを売却した場合、その日以降分の金額を買主から返してもらうことになるのです。
土地と合わせて持っていた場合には、その両方の固定資産税分を受け取ることになるため、数万円~数十万円が返ってきます。
■マンションの管理費用
3つ目のマンションの管理費用とは、マンションの共益費や修繕積立金のことです。多くの場合翌月分のものまで支払っています。
そのため、譲渡した日から翌月末までの売り手が既に支払った費用は、買い手から日割で返してもらうことになります。
■住宅保険料
嬉しいことはそれだけではありません。
火災保険や地震保険などの保険料も返って来ます。数年・数十年単位で前払いしている保険料は、途中解約することで残り分を返金してもらえるのです。
しかし、注意してなければならないのは、自ら解約を申し出ない限り保険料の残り期間分が返って来ないことです。保険会社は保険契約のある物件において所有者の変更があったとしても、それを知ることができないため、契約者が自ら申し出をしなければならないのです。
この保険の解約申請を忘れる人は多いですので、皆さんも十分注意して、返してもらうべきお金は返してもらうようにしましょう。
■まとめ
このように、所有するマンションを売却すると、様々なお金が返って来ます。
その中には、自動的に返金されるものだけでなく、手続きを踏まないと返って来ないものもありますのでお気をつけください。