不動産屋のおっさんコラム
マンション売却のタイミングはいつがベスト?函館の不動産会社が解説
2018/04/30
「マンションを売りたい、でも売り時が分からない」
そんな方も多いのではないでしょうか。
不動産売買の経験が少ない方だと、売買に関する知識がなく、全て不動産会社に任せきりになってしまう可能性があります。
それだと、思い通りの取引ができなくなってしまうこともあります。そこで、今回はマンション売却を行うベストなタイミングについて見ていきたいと思います。
■春は売るのに適している?
マンションや住宅と言った居住用の物件は、1年の中で売るのに適した季節があります。
それは、2月末~3月にかけてのいわゆる入学準備シーズンです。
この時期は、4月から学校や会社が新しく始まるのに合わせて引っ越しをする人が多いので、住宅に対する需要が一気に上がります。
そのため、4月になってから売却を手続きし始めていては遅く、引き渡しのタイミングが3月の下旬以降でもシーズンの波にのれず、うまくいかない可能性があります。
■長期的に見たマンションの売れどきは?
1年の中の話ではなく、より長期的に見た場合、いつ売却するのが良いのでしょうか。
タイミングの良し悪しの考え方はいろいろあり、物件によっても全く変わります。
考えるためのひとつの基準として、築年数を用いることができます。
築年数で売却のタイミングをうかがうには、価格の変わり目を抑えるのが重要です。
まず築0~5年のものと6年を越えたものの間では、大きな差があります。
新築と築1,2年の間にも実は価格の下落があるのですが、築5年までのものと築6年以上のものとの間にはより注目すべき価格の変わり目があるのです。
次に、築15年以下とそれ以上の間にも大きな差があります。
築6~15年のものは、少しずつ価格が下がっていくのに対して、築15年を越えてくるとこれがガクンと落ちてしまうのです。
この後は、築20年を越えた後にもう一度大きく下落しますが、築25年に達した辺りから一定の下げ幅に落ち着いてきます。
これらの情報をもとに、価格の大きな転換点を迎える前に売却を行った方が良いでしょう。
■売り時をうかがうときの注意点
最後に、税制の話を少ししておきたいのですが、中には税率と所有年数の関係から、売却のタイミングをうかがった方が良いという方もいらっしゃいます。
しかし、マンションの税金を気にすべきなのは投資用の場合で、居住用の場合には売却による利益の一定額までは課税がなされないという優遇が設けられているため、そこまで気にする必要はありません。
■まとめ
マンションの売却をお考えの方は、築年数、季節を状況に合わせて判断の軸としてはいかがでしょうか。