不動産屋のおっさんコラム
マンション売却をリフォームしてから行うメリットとは?函館の不動産会社が解説!
2018/05/05
マンションを売る際に、きれいにリフォームしてから売却するかどうかについて悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
リフォームをしてから売った方が、家もきれいで魅力的な分、買い手は多く集まってきそうですよね。
しかし、リフォームをしてから売る場合のデメリットもしっかり把握しておかないと、損をする場合もありますので注意しなければなりません。
そこで今回は、マンションを売却する前にリフォームをしておいた場合のメリット、デメリットについてお伝えします。
■売却前リフォームのメリット・デメリット
マンションを売却前にリフォームしておくと、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
大きなメリットは、家をきれいにすることで、売値が上がったり買い手がついたりするかもしれないことです。
リフォームの程度や箇所はときによって変わりますが、例として多いのは、汚れの目立つ場所や老朽化の進んでいる場所を部分的にリフォームするものです。
見た目がきれいになることで買い手への印象が良くなり、少しくらい高い値段でも買おうかという気持ちになるかもしれませんね。
また、最低限の清潔さを保つことで、古さやボロさから本来なら足切りにされていた買い手が、買うのを考えてくれる可能性もあります。
こういったところが売却前にリフォームを行うメリットだと言えるでしょう。
一方、デメリットはと言うと、リフォームをすればそれだけ売却価格に跳ね返ってくるということです。
少しでも安くして買ってもらいたいところを、リフォームをすることで費用が発生し、費用が発生したらその分を売却で補えないとリフォームをした意味がないので、結局売却額を上げることになります。
値段を上げたことで売れなくなってしまっては本末転倒ですし、たとえ売れたとしてもリフォームをして発生した費用分、高い値段で売れていなければ意味がないというのは、リフォームをするデメリットと言えるでしょう。
■リフォームをするべきかどうか
では、結果的にリフォームはすべきなのでしょうか。
これは状況によると思いますが、一つリフォームをすると良い場面というのはあります。
それは家の一部内装でひどく汚れや損傷が進んでいる部分があるという場合です。
これは家の骨組みやお風呂場全体といった広範囲にわたるリフォームではなく、部分的なリフォームを指します。
広範囲のリフォームを行ってしまうと一気にその費用はかさみ、売却時に代金を回収することが難しくなってしまいます。
それよりは、この部分を修繕すれば全体の印象にプラスになるというところや、ここをきれいにしておけば清潔な印象になるといった、買い手の印象に強く影響する一部分をリフォームすると良いでしょう。
■まとめ
マンションリフォームはその必要性の有無と施工箇所をどこにするかというのを見極める必要があります。
吟味した上で、ここならリフォームしておいた方が売却時に得する計算であれば、リフォームを依頼しても良いでしょう。