不動産屋のおっさんコラム
ローンを返済中の中古住宅を売る方法|北斗の不動産業者の豆知識!
2018/04/16
「新築で購入したけど、住んでみると自分の生活に合わなかった。」
「仕事の都合や子供の進学によって住み替えが必要となった。」
このような理由から住み替えを考えている方もいらっしゃるかもしれません。
その際に気になるのが、ローンを返済中だけど売れるのかということではないでしょうか。
結論をいうと、ローン返済中でも中古住宅を売却することは十分可能です。
むしろ、中古住宅の売却を行う際にローンが残っている人の方が多いといっても過言ではありません。
今回は、ローンを返済中の中古住宅を売る方法についてご紹介します。
・重要事項
ローンを返済中の中古住宅の売却について、必ず知っておかなければならないことがあります。
それは、中古住宅の売却完了時に、住宅ローンの残りを一括で返済しなければならないということです。
ローンが残っていると抵当権は銀行が持っていることが理由で、ローンの完済することで、抵当権を抹消することができるのです。
・理想の方法
ローンを返済中の中古住宅を売る際に、ベストな方法はローンの残債を家の売却額と貯金で全額返済する方法で、この際に重要となるのが、家をどれだけ高く売るかということです。
少しでも高く家を売って貯金からの捻出を抑えるようにしましょう。
しかし、家を高く売ることにこだわりすぎては、なかなか買い手が見つからないといった問題を引き起こすことも考えられますので、注意したいところです。
・家の売却額と貯金でローンを返せない場合
理想的な方法は先ほどご紹介した方法ですが、中にはそれでもローンが残ってしまう方もいるかもしれません。
そういった場合であっても中古住宅の売却を行うことができます。
1.住み替えローンを利用する
住み替えローンとは新しく住宅を購入することを前提に、中古住宅に残ったローンと新しい住宅のローンを一緒にするという方法です。
当然のことですが、新しい家の住宅ローン分が増えるため、借入金額が大きくなります。
そのため、銀行の審査も厳しくなり、場合によっては借りることができないということもあり得ますので、現在の住宅ローンで生活が圧迫されている方には、あまり向かない方法となります。
2.任意売却をする
任意売却とは債権者と債務者、担保物件の買い手で話し合い、合意した売却価格で買い手に売却するという方法です。
債権者は抵当権を抹消し、債務者は売却で得たお金を返済に充てることができます。
任意売却を利用する場合は、デメリットについても知っておかなければなりません。
任意売却のデメリットとは、信用情報機関にローンが返済できなかった人として登録されることです。
簡単にいうと、ブラックリストに載ってしまうのです。
そのため、今後様々なローンを組むことが難しくなり、携帯電話の購入や新しいクレジットカードの契約が難しくなるということもあるようです。
一度ブラックリストに登録されてしまうと、生活するうえで不便に感じることが多くなるため、注意しましょう。
今回は、ローンを返済中の中古住宅を売る方法についてご紹介しました。様々な方法がありますので、自分に合った方法を見つけましょう。