不動産屋のおっさんコラム
ローン返済中の中古物件を売る方法とは?七飯の不動産会社が解説!
2018/04/28
「中古物件を売りたいけど、まだローンが残っていて売ることができない」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
たしかに、物件がそこそこの中古で、おまけにローンまで付いているとなると、なかなか売るのが難しそうですよね。
しかし、そんなローン付きの中古物件でも、もしかしたら上手く売ることができるかもしれません。
今回は、そんなローン返済中の中古物件を売却する方法についてお伝えします。
■売却金を返済に充てる
住宅ローンは銀行との契約になっており、お金を返す時ももちろん銀行に返すことになります。
そのため、ローン付きの物件を売るには、銀行側との交渉も欠かせません。
銀行側との交渉の際に確認してほしいことは、売却金でローンを返済することを条件に、物件を売却することを許してもらえないかどうかということです。
物件を売って手に入るお金で残りのローンが返済できるようであれば、銀行側が何かしらの査定を行うことはあるものの、売却の見込みはあります。
売却金でローンを返してしまえれば、取得費用を売却金で打ち消すことができ、一件落着となります。
しかし、中にはローンの残額が大きく売却金での返済の条件では、売却ができない場合もあります。
そんな場合はどうすべきなのでしょうか。
■住み替え住宅ローン
売却額でもローンが返せない場合には、住み替え住宅ローンを組むことが最もおすすめです。
残っている住宅のローンと新しく済む住宅のローンを足し合わせてローンを組み直します。
ローンの返済額は大きくなりますが、長期的に計画を立てて、ゆっくり返していくことができるので、家計的
負担も小さいですし社会的な信用も失いません。
理想としては、その物件を売った売却金と貯金額を合わせてローンを完済してしまえれば良いのですが、そうできなという人は新しいローンと組み合わせて返済をしていくしかありません。
貯金額でも補うことができず、新しくローンを組むことができない場合、不動産会社に一旦物件を買い取ってもらい、残ったローンを銀行に払い続ける任意売却という方法を取ることになります。
こうすることで、物件の最低限の売却金は受け取れ、ローンを払い終えれば完了ということになります。
しかし、注意しなければならないのは、一度この任意売却という手段をとってしまうと、過去に任意売却を行った者として記録が残ってしまうため、種々の借り入れが難しくなってしまうことです。
家を売却する際はなるべく他のところでお金を貯め、任意売却は本当の最終手段として使うようにしましょう。
■まとめ
ローン返済中の中古物件は売却金で払ってしまうのが理想です。
売却の際は、不動産会社の協力を得て少しでも高く売れるようにしましょう。