不動産屋のおっさんコラム
不動産の売却前にチェックしたい瑕疵 担保責任とは?
2019/04/26
みなさんは瑕疵担保責任をご存知でしょうか?
これは不動産の売却時にすごく大切な責任です。
また、購入する人にも大切なものです。
瑕疵担保責任がどのようなものかを理解していないと後で問題になったり、トラブルに巻き込まれることもあります。
今日は、瑕疵担保責任について紹介します。
□瑕疵とは
瑕疵とは簡単にいうと家に関して問題のある状況を示します。
例えば、家の機器が実は故障していた、近所とのトラブルが頻繁に起きており、その原因が相手である、屋根の欠損などです。
これらの問題点は売却するときに買い手に全て開示する必要があります。
この瑕疵によってマンションの価格が変わったり、戸建が売れないことがあります。
しかし、この瑕疵の判断はすごく曖昧なものでどこまでか瑕疵であり、瑕疵でないのかは会社や人それぞれ異なります。
そのため建物や不動産とやり取りを行うときに自ら気を付ける必要があります。
□瑕疵担保責任について
この責任は家に何らかの問題があったことに対して売り手の責任となってしまうものです。
例えば、買い手が手続きの段階や、内覧の段階で気づいていなかった、聞いていなかった問題が購入後に発生した場合や、その建物で暮らすためには大きすぎる問題があった場合に適応されます。
問題の具体的な中身は様々です。建物の物理的な故障などの問題や、周辺の人間関係、過去の出来事による精神的な問題などがあります。
これらが発覚し、買い手が売り手からの情報に載っていないために気づかなかったときにお金を払わなければならない、その契約が破棄される、といった事態になってしまいます。
□トラブルを避けるために
契約が無くなったり、契約成立後にトラブルが起きると買い手も売り手も損をします。
そのため、契約を結ぶ前にトラブルが起きないようにする必要があります。
*情報を明かす
売り手はしっかりと買い手に情報を明かす必要があります。
情報によっては売却値段が下がるような情報もあると思います。
しかし、それを言わなかったばかりに契約が無くなったり、さらにお金を払う必要が出てきたりします。
知っていることは出来るだけ話しましょう。
*インスペクションを受ける
インスペクションとはマンションや戸建てのような不動産を専門とし調査をしてもらうことです。
この調査は専門知識を持った人が不動産の現状を確認してくれます。
これにより売却するときの情報の信頼性が上がります。
売り手すらも気づいていない問題があるかもしれないので不安なかたはぜひ、調査してみてください。
□まとめ
今日は瑕疵について紹介しました。
瑕疵が原因で売買の契約に影響を及ぼすと、売り手も買い手も損をしてしまいます。
お互いに工夫をし、そのようなことにならないようにしましょう。