不動産屋のおっさんコラム
不動産の売却時の注意点とは?函館の不動産売買専門会社が解説!
2018/04/20
不動産売却をすることをお考えの方の中には、売却をするのが初めてで、どのような点に注意したら良いのか分からないという方もいらっしゃると思います。
大事なポイントを押さえていないとうっかり悪徳業者に騙されたなんてことになり兼ねないので、しっかり下調べをしておく必要があるのです。
今回は、不動産売却を行う前に知っておくべき不動産の売却時の注意点についてお伝えします。
■最も注意すべき点
不動産売却を行う方が初めに注意しておきたいであろうことが、悪徳業者による不動産売買における詐欺です。
どのような種類の詐欺があるかについては、『不動産売却の詐欺の手口とは?七飯で不動産売却をお考えの方へ』で紹介していますので、一緒に見ておいてください。
そして、このような詐欺に遭わないために最も重要なことが「複数社に相見積もりを出しておく」ことです。
不動産売却を行う際には、まず不動産会社を見つけて物件の査定を行ってもらうことから始まります。
その際、ひとまず査定だけということで何社かに査定を依頼しておき、できれば売却活動もその査定を依頼した数社にやってもらった方が安全です。
悪徳業者の中には、見積もりを自社だけで取らせて、そのまま専属の媒介契約を結ぼうとしてくるところがありますので、この方法が効果的です。
■権利関係には注意が必要
売却時注意しなければならないことの、もう一つが不動産の権利関係です。
売買契約を結ぶと売主には、いついつまでに物件を引き渡さなければいけない、所有権はいつまでといった権利の期限や引き渡しの義務が発生します。
それらを守らないと債務不履行、契約違反と言うことで違約金を支払わなければならなくなったりするのです。
契約時にしっかりと相手方、仲介役の不動産会社と確認しておくようにしましょう。
また、抵当権の抹消も忘れずに行わなければなりません。
抵当権とは、住宅ローンの支払い者に対して銀行側が、万が一支払いが滞った際に支払い者からその物件を回収できる権利のことで、ローンの完済まで付いていることが一般的です。
そのため、ローンを払い終えていない方や物件を売った売上金でローンを返そうと思っている方は、同時に銀行側に確認をとって抵当権の抹消も行うようにしましょう。
ローンを払い終えて抵当権を抹消してしまえば、家は登記上真っ新な状態になります。
■まとめ
不動産を売却する際は、査定の段階、売却活動の段階、契約の段階のそれぞれで注意をしなければなりません。
また、権利関係は各々の家の状態によって行うべき処置が変わってきますので、事前によく確認しておくようにしましょう。