不動産屋のおっさんコラム
不動産を売却するタイミングは速ければ早いほど高く売れるって本当?
2019/03/21
家の売却を考えておられますか?
家を購入、売却すると数千万円のお金が動きます。
人生の中でも何回もないです。
せっかく買うなら安く買いたいですし、売るなら高く売りたいですよね。
今日は売ることについて考えていきます。
家やマンションを売るのは早く売った方が高く売れると思っていませんか・
今日は本当に早く売ることで高く売れるのか、早さ以外に何が家やマンションの値段を決めるのかを紹介します。
□売る早さと値段の関係
家やマンションの値段と建ててからの時間には関係があります。
木造の家だと年間に約5パーセントも価値が下がるとされています。
新築の家の場合、住み始めた段階で中古扱いになります。
この時点で変わった汚れや故障がなくても値段が下がると言われています。
これに加えて住む時間を経過するとその分、劣化や故障、汚れが出てくるため年間で約5パーセントもの価値が下がります。
マンションの場合は年間約2パーセントの価値が下がります。
マンションも木造住宅と同じで、劣化や故障、汚れが主な原因で価値が下がります。
しかし、マンションの場合は価値が上がることもあります。
特に建てて間もないときの人気のマンションは値段が上がります。
人気があるため市場での価値が吊り上がるためです。
また、マンションの価値が下がりにくい理由の1つとして、共有部のメンテナンスを行うことも考えられます。
マンションには住民が使える共有のスペースがあります。これらを使うことができるようになる権利も含めてマンションの価値として売却や購入を行います。
この共有スペースはマンション側がきれいにしたり、故障を直したりと状態を維持します。
これにより、そのスペースを使うことができる権利の分は価値が落ちにくく全体で見ると価値の下がり方が緩やかになります。
□周りの環境と家の価値
家やマンションの価値を決めるのはそれらだけではありません。
周りの環境も大きく影響してきます。
例えば、家やマンションの近くにスーパーが新たにできたとします。
このスーパーのおかげで買い物に行きやすくなり、住みやすくなったと判断された場合その周辺の家やマンションの価値はあがります。
このように周りのものの影響で価値が変動します。
そのため、長期的に見て開発されそうな場所の場合は早く売れば最も高く売れるとは限りません。
開発を待ち、開発後に売却することで最も高く売れる可能性もあります。
□まとめ
家やマンションの売却について紹介しました。
売却にはタイミングが重要になってきます。
迷っている間に価値が下がるかもしれませんし、あとで上がるかもしれません。
もし、売却について迷われており決めきれない方は専門家に相談してください。