不動産屋のおっさんコラム
中古住宅が売れない場合の対処法|函館の不動産業者の豆知識!
2018/04/13
親からの相続や新居への引越しで現在住んでいる住宅を売る必要が出てくることがありますよね。
場合によっては、二重ローンを避けるために売り手を先に見つけないといけない場合があります。
このような場合、現在住んでいる物件が売れなくて困ってしまうこともあるのです。
今回は、「中古住宅が売れない場合の対処法」についてご紹介します。
・価格の問題
よくあるパターンが価格面での問題です。
価格面で物件が売れない場合は、対処法として価格を下げる方法しかありません。
しかし、ただ価格を下げればいいという問題ではないのです。
まずは、適正価格を調べましょう。
不動産会社から提示された査定価格で物件が売れない場合、その価格が高すぎて市場相場からかけ離れていることが考えられます。
不動産会社の中には、媒介契約を取ることを目的として査定価格を高額に算出している不動産会社もありますので、売り出し価格を決める際に、どういった根拠からその価格が算出されているのかをしっかりと不動産会社に聞くようにしましょう。
自分で設定した金額で売れない場合、不動産会社の提示した査定価格やその地域における同じ条件の物件との差を考えてみるのが良いです。
中古物件が高値で売れるに越したことはありませんが、そもそも売れなければ話になりません。
また、近年では中古物件の数は新築物件の何倍もの数が溢れているともいわれており、競合が増えています。
常に市場のニーズを考えて金額を設定するようにしましょう。
・物件の問題
先ほどご紹介した価格の問題を考慮しても売れない場合、物件自体に問題があることがあります。
今一度、売りに出している物件を客観的に見てみましょう。
買い手にとって、物件の外見や内部の状態から受ける印書の影響は大きいので、ハウスクリーニングを行うなどして売りに出す物件の印象をよくしましょう。
ハウスクリーニングに関しては、水回りを重点的に行うことが非常に効果的です。
水回りは汚れがたまりやすく、売り手が最もよく見るポイントです。
また、ハウスクリーニングの効果が一番見た目に出やすいこともありますので、この機会に一度検討してみましょう。
今回は、中古住宅が売れない場合の対処法についてご紹介しました。
物件が売れないことには様々な要因が考えられます。
今回ご紹介したほかにも考えられる要因はたくさんあります。
まずはこの記事を参考に、売りに出す物件について客観的に見直してみるとよいでしょう。