不動産屋のおっさんコラム
中古住宅を売る前にリフォームを行う際の注意点|北斗の不動産業者の豆知識!
2018/04/06
売りに出している中古住宅がなかなか売れない場合、様々な原因が考えられます。
その中の一つに、物件自体に問題があることがあります。
この場合、対処法としてリフォームを行うことがありますが、何も考えずにリフォームを行っては後で後悔することになるかもしれません。
今回は、中古住宅を売る前にリフォームを行う際の注意点についてご紹介します。
・見た目がきれいになるだけのリフォーム!
リフォームというとどのようなものを考えますか?
人によってイメージは様々ですが、リフォーム=部屋をきれいに工事することと考える人がいます。
確かに、リフォームすることで部屋の見た目がきれいになりますが、本質はそこではありません。
中古住宅を売る前に考えておきたいリフォームとは、設備面でのリフォームです。
築年数が古い中古住宅であっても、新しくおしゃれである場合、買い手は必ず設備面のチェックを行います。
見た目がいい=住みやすい家とはならないからです。
特に設備面でのリフォームで考えたいのが、冬の寒さについてです。
中古住宅でよくあるのが、冬の寒さに弱く、暖房をよく使うようになり、光熱費が高額になってしまうことで、この場合、中古住宅の基本性能が低いことが考えられます。
築年数が古い建物は建築時の基本性能の基準が低いため、リフォームをすることで住宅の性能が大幅に改善されます。
断熱や換気、耐震などの性能は生活するうえで欠かせない大切なものですので、これらを踏まえて、リフォームを行いましょう。
・築浅の物件でのリフォーム!
新しい中古物件で築年数が浅い場合も、問題が出てくることがあります。
内見の際は、内装もきれいで設備も新しかったのに、生活してみると様々なトラブルが起こることがあります。
例えば、壁紙の裏側のカビの浸食や床下のトラブルです。
これらは無人であった期間が長い中古住宅でよく起こります。
無人の中古住宅は、窓を閉め切っているため、風通しをしていないことが多く、カビや結露が発生しやすくなり、トラブルが起こりやすいのです。
中には、買い手に後からクレームをつけられる人もいるようです。
こうならないように、無人の期間が長い中古住宅は、壁や床のリフォームをあらかじめ考えておくとよいかもしれません。
今回は、中古住宅を売る前にリフォームを行う際の注意点についてご紹介しました。中古住宅を売る前のリフォームは、良いことであるのは間違いありません。これらを踏まえて、効果的なリフォームを行い、買い手を早く見つけましょう。