不動産屋のおっさんコラム
中古物件の売却の流れとは?七飯の不動産会社が解説!
2018/05/04
中古の住宅物件をお持ちの方の中には、もう必要ないので売却をお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、買ったとき以来不動産取引を経験していないため、要領が分からないという方も多いと思います。
そこで今回は、売買取引をする前に知っておきたい中古物件の売却の流れについてご紹介します。
■不動産会社に依頼する、その前に...
まず初めに物件の現在の状況を確認するところから始めます。
築年数は何年で立地はどのような場所か再認識し、外壁や内装、家の設備はどうか知っておくのです。
その上で、壁の穴や大きな床のへこみといった、損傷が目立ち、かつすぐに直せるような箇所は、簡単なリフォームを依頼して直しておきます。
最低限目立った損傷だけ直しておくだけで、内覧で人が訪れたときに全く印象が違ってくることでしょう。
家のチェックが済んだら、今度は中古物件の売買を行っている不動産会社に物件の査定を依頼します。
このとき、査定は一括査定を行い、できるだけ多くの不動産会社から提示額を受けることが重要です。
複数の会社の査定を受ける中で、物件の平均評価額と言うものが見えてきます。
売却活動の際は、その平均評価額よりも少し高めの価格から始めるとちょうどよいくらいでしょう。
■媒介契約の結び方
査定を受けたら不動産会社と媒介契約を結んで、売却活動を行っていきます。
売買契約は、まず査定を受けた中の複数会社と一般媒介契約を結ぶようにします。
こうすることで、複数の不動産会社の宣伝を通じてフェアな市場競争の中で物件の適正価格を知ることができるのです。
内覧の依頼が全く来なければ価格が高すぎますし、月に2~3件でちょうど良いくらいです。
一般媒介契約では、あくまで物件の適正売却価格を知ることと、各不動産会社の働きを見ることに専念します。
そして、一般媒介契約の契約期間3ヶ月が終了すれば、いよいよ専任媒介契約を結んでの本格的な売りに行く段階です。
一般媒介契約のときに、少し高めの金額で様子をうかがった人達は、自分たちの物件が売れる価格がほとんど分かるようになります。
それを、一般媒介を結んだ会社の中で動きの良かった会社と専任契約を結び直して取りに行くというのが、最適価格で物件を売るための戦略です。
仲介での売却は、時期を待ってしっかり物件の適正価格と良い不動産会社を見極めることが重要になります。
■まとめ
中古物件の売却の流れは物件の現状を確認することから始まります。
物件の状況をつぶさに確認しておくことが最後に良い売買をするための必須条件ですので、心がけるようにしましょう。