不動産屋のおっさんコラム
売買契約書を無くしたらどうすればいいの?
2019/06/17
家の売却をしようとしたときに必要になる書類がいくつかありますよね。
そんな書類のうちの1つに売買契約書というものがあります。
これは住宅を購入したときの契約書で、その住宅を売却するときにも必要になるんです。
なくても売却は可能ですが、税金や瑕疵のリスクなどがあり面倒です。
この売買契約書をなくしてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
今回は、この書類を紛失したときの対処法をご紹介したいと思います。
□売買契約書を再取得しよう
住宅の売却には、購入時の売買契約書は不可欠です。
ですので紛失した場合には再取得をしましょう。
*再発行
紛失してしまった場合には再発行という手段があります。
これには売り主と売却の仲介に携わった業者の両方に依頼する必要があります。
契約書の内容の確認と、署名、捺印を得ることができたら再発行が可能になります。
しかし業者が倒産していたりした場合にはこの手段を取ることができません。
再発行した場合には収入印紙を貼る必要があるので注意が必要です。
*コピーをもらう
再発行に似ていますがもっと簡単な方法がコピーをもらうということです。
住宅を購入したときに、売り主がその売買契約書を確認していますよね。
そのときのコピーを持っているか確認し、もしあればそれをもらいましょう。
これが最も簡単な方法です。
売り主の他に不動産会社に確認することでもコピーを取得する必要があります。
□再取得ができない場合はどうする?
上記のような手順を追っても再取得ができないような状況もあります。
このような状況ではどうすれば良いのでしょうか?
購入時にはたくさんの書類が合ったと思います。
そういった書類をできるだけ多く用意し、代替とすることが可能なんです。
具体的な書類には下記のようなものがあります。
・領収書
・購入したときの不動産のチラシ
・住宅ローンの書類
・通帳の振込記録
こういった書類を用意しておくことで売買契約書の代わりと判断できる場合があります。
□おわりに
今回は売買契約書を紛失したときの対処法についてご紹介しましたがいかがでしたか?
住宅の売却には様々な書類が必要になります。
そんな中、書類を紛失していると売却の準備に時間がかかったりスムーズにいかないことがあるでしょう。
またこの書類が無いと税金の面で不利になってしまう可能性がありますし、瑕疵のリスクが発生してしまいます。
売却の際には書類を確認すること、なくしてしまっている場合にはその対処法を知っておくことが大切ですね。