不動産屋のおっさんコラム
子どもに家を相続させるよりも売却の方がお得?
2019/06/21
家は大切な資産だから子どもに相続させよう。
こうお考えの方は非常に多いですよね。
でもちょっと待ってください。
場合によっては売却したほうが良い場合もあるんです。
そこで今回は相続よりも売却の方が良い場合についてご説明させていただきたいと思います。
□立地が悪いと価値が下がってしまう
近年空き家が大変増えてきているのはご存知でしょうか?
またこれからも増えていくことが予想されています。
つまり不動産が需要に対して供給が増えてしまうということです。
そうなると必然的に価格も下がっていきますよね。
ですから今後は立地の良くない不動産はそれだけでどんどん価値が下がっていくと言われています。
ですから一旦、相続し時期が来たら売ろうと思っていてもどんどん価値が下がり、子どもが損をする可能性が高くなります。
□なぜ不動産の価値は下がっていくと言われている?
不動産の価値が下がる原因はいくつかあります。
そのうちの1つが人口の減少です。
日本は近年、人口が減少傾向にあります。
しかし住宅の総量を規制する法律もないので空き家は増えています。
そのため必然的に住宅が余り、価値が下がるというわけです。
都市部では2022年には生産緑地が放出され、さらに住宅が増えるためそれもあって新築住宅が増えることが予想されます。
そうなると価値はさらに下がっていくと思われます。
□家を売る時期はいつがいい?
家を売ったほうがいいかもしれないとはわかってもいつ売るのがいいのか分からないという問題もあるかと思います。
選択肢としては相続する前に売るのか、相続後に売るのかということがありますよね。
*相続前に売る
家のなどを相続したときに起こるトラブルは、遺産分割協議で分割方法で兄弟などで揉めるということです。
相続前に売ることでこういったトラブルを避けられる可能性が高まります。
家の相続は1人しか受けることができませんが、予め現金にしておくことで分割を容易にします。
*相続後に売る
相続後に売るという選択肢もあります。
しかしこれにはトラブルが起こる可能性があります。
なぜなら相続の権利をもっている人、それぞれが売却に納得しているとは限らないからです。
ですからもしあなたが売却したいと考えていても兄弟がそうは考えていない場合にはトラブルに発展してしまうかもしれません。
□おわりに
今回は家は相続させるのか売却するのかという点についてご紹介しましたがいかがでしたか?
今まで相続するという選択肢しか考えていなかったという方はぜひ売却についても考えてみてくださいね。
私たちアルタ不動産では家の売却を扱っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。