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不動産屋のおっさんコラム

家の不動産は相続するよりも売ったほうが良い理由とは?

2019/07/19

家や土地を子供のために残しておき相続するというのは、これまでは一般的でした。

しかし今の時代では相続が一番の選択肢とは一概にはいうことができません。

家は相続しても使い道がなく、固定資産税や維持費を払い続けることで逆に損をする可能性も考えられます。

この記事では家を相続するよりも売却した方が良い理由をご紹介させていただきます。

 

□空き家急増で不動産価値が減少?

近年、日本中で増え続ける空き家が問題になっているのはご存知でしょうか?

これには日本政府も対策を始めており、それが空き家対策特別措置法です。

これによって簡単にいうと空き家にかかる税金の金額が増加します。

一般的に住宅には固定資産税の軽減措置がありますが、この法により「特別空き家」と認定された家にはその軽減措置が反映されなくなります。

これによって「高い税金を払うくらいなら売ってしまおう。」と考える人が増え、空き家の売却が増え、不動産市場に過剰に供給され、価値がどんどん下がることが予測されます。

こうなると相続しても空き家の資産価値は低く、その前に売ってしまった方がいいということになります。

 

□不動産は売れなくなっている時代

空き家の増加、人口減少によって不動産はどんどん売ることが難しくなることが想定されます。

現実に地方では、お金を払って不動産を引き取ってもらうということが起こっています。

また立地適正計画というものもあります。

これは居住区域と、非居住区域をはっきりと線引きすることで、インフラ整備にかかる費用などを削減することをした計画で、この非居住区域に指定されてしまうと売却することは愚か貸し出すこともできなくなります。

ですので文字通り「負動産」となります。

相続した後にこのような状況になるのは非常に残念ですので、売却し金融資産にする方が良いでしょう。

 

□金融資産は相続トラブルも起こりにくい

ニュースなどで相続トラブルで、兄弟で殺人やトラブルに発展したという話を聞いたことがある人は多いと思います。

不動産は分割することができませんが、売却し金融資産にすることで分割することも可能になります。

そうすることによって余計な揉め事を避けられる可能性が高まります。

不動産を兄弟などで共有名義で所有することになるとどちらかが売却したいと考えても、他の名義人の同意を得ないと売却ができません。

こういったこともトラブルに発展しやすいです。

 

□まとめ

この記事では家は相続するよりも売却した方がいいという点についてご紹介しましたがいかがでしたか?

相続か売却かでお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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