不動産屋のおっさんコラム
家の住み替えでローンはどうなる?
2019/05/24
住宅のローンがまだ残っていたとしても、転勤や突然の事情で引っ越しをせざるを得なくなることがあります。
こういった状況になったとき、気になるのは残っているローンはどうなるのかという点ではないでしょうか。
そこで今回は、ローンが残っているときに引っ越しをした場合にローンはどうなるのか、またどのように対処すべきかについてお伝えします。
「ローンが残っているけど引っ越しをしなくちゃいけない。どうすればいいんだろう」
とお悩みの方はぜひご一読ください。
□ローンはどうなる?
住宅ローンがまだ残ってるけど家を買い換えることになったとき、残っているローンは一体どうなるのでしょうか。
ローン残債があるからと、新たな住宅に住み替えるのを諦めてはいけません。
実は、返済すべきローンが残っていても住み替えは可能です。
□家の住み替えは住み替えローンで解決
家を売っても、その売却価格よりもローン残高が多い時は「担保割れ」と呼ばれるオーバーローンが引き起こってしまいます。
もともと返済が長期的に均等に行われるのが一般的な住宅ローンでは、このようにオーバーローンが起こることは珍しくありません。
このオーバーローンは住み替えローンで解決することができます。
これは簡単に言うと家の買い替えの際に担保割れで返せない「今の住宅ローンの残り」と「新しい住宅ローン」をまとめて借りられる方法です。
こちらは一般的なローンと同様に銀行から融資を受けるので、各金融機関によって詳細が異なりますが、融資の上限額は高いです。
ですので一般的な担保割れ程度の問題は住み替えローンを利用することで解消されます。
□住み替えローンの手順
ここからは住み替えローンの手順をご紹介します。
*価格を査定する
新しい家を購入する前に、まずは今の家を売却する必要があります。
あなたの家の価格がどれくらいか査定をしましょう。
一般的な方法としては、いくつかの不動産会社に査定を依頼することです。
インターネットサイトに登録して査定をする簡単な方法もあります。
*売却をする
価格が決定したら売却する相手を探しましょう。
価格を査定してもらい、信用できそうな不動産会社に仲介を依頼するか、ご自分で購入希望者を探すかの2つの選択をする必要があります。
不動産売買は法や手続きが少し面倒なので、不動産会社に依頼するのが懸命かもしれません。
*新しい家を探し、ローンを組む
古い家と新しい家の引き渡しの日程と清算のタイミングを合わせるために、買主が確定した段階で新しい家に申し込みましょう。
□おわりに
今回はローンが残っているが新しい家の購入をすることになった方に向けて、その解決策である住み替えローンをご紹介しました。
ローンが残っているからと諦めず、新しい生活をスタートさせるために住み替えローンを利用してはいかがでしょうか。
今回お伝えした内容が少しでもお役に立てば幸いです。
何か不動産の売却についてお悩みをお持ちでしたら、ぜひお気軽に私たちアルタ不動産にお問い合わせくださいね。