不動産屋のおっさんコラム
新築の売却タイミングはいつが良い?
2019/05/02
「新築住宅を持っているが、家庭の事情で引っ越すことになった」
「新築を売却するならいつが良いのか知りたい」
という方はいらっしゃいますか?
新築住宅はとてもきれいなので、その分価値が高いです。
しかし、すぐに売ってしまうと損することがあります。
住宅の価値の変動や税金、リフォームのことを考えて、より良いタイミングで売却をすることが損を防ぎます。
そこで今回は、新築住宅の売却タイミングはいつが良いのかについて解説します。
□新築住宅の売却タイミングに影響すること
新築を売却するタイミングは5年が良いと言われています。
その理由を、売却のタイミングに影響する3つの要素から見ていきましょう。
*住宅の価値の変動
住宅は一度住むと中古扱いになります。
中古扱いになると築1年目で約10%も価値が下がり、それ以降は毎年1~2%ずつ下がっていきます。
そのためすぐに売ると損をするので、5年以上住んでから売ることをおすすめします。
*住宅を売却する時にかかる税金
固定資産税は住宅の価値の1.4%かかり、毎年納税する必要があります。
しかし、一戸建ては3年間、マンションは5年間、固定資産税が半額になります。
また、長期優良住宅なら一戸建ては5年間、マンションは7年間に期限が伸びます。
長期優良住宅とは、一定の基準を満たし、長く安心で快適に暮らせると認定された家のことです。
どうせなら税金が安い間は住んだ方がお得ですよね。
また、所有している期間が5年を過ぎると、売却した時の損失の分だけ税金が控除されます。
また、売却して得をした時には税率が低くなります。
新築から5年以内に売却して利益が出ると、利益の約40%を税金として支払う必要がありますが、5年経つとその半分の約20%になります。
税金のことを考えると、新築から5年以上経ってから売却するとお得です。
*住宅のリフォーム
新築から15年以上たつと、住宅の老朽化が目立ち、リフォームが必要になります。
リフォームが必要になる前に売却すれば、リフォーム費用がかかりません。
リフォームすれば住宅の価値は上がりますが、リフォームせずにそのまま売った方が得することがほとんどです。
そのため、新築から15年経つ前に売却してみてはいかがでしょうか。
以上、新築住宅の売却タイミングに影響する3つの要素を見てきました。
これらの3つの要素を総合的に考えると、新築の住宅を売却するタイミングは築5年~15年が良いことが分かります。
築5年以上の住宅を持っていて、売却を検討されている方はできるだけ早く売却した方がお得です。
□まとめ
今回は新築住宅の売却タイミングはいつが良いのかについて解説しました。
築5年以上の住宅をお持ちの方は、ぜひ一度査定してみて、どのくらいの価値があるのか確かめてみてはいかがでしょうか。
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