不動産屋のおっさんコラム
知らないと損する不動産の解体費と注意点
2019/04/22
不動産を解体しようとしていませんか?
家が建ったままだと売れないと考え、一度解体してから売却しようとしてはいないでしょうか。
しかし、家を解体すると状況によって損をするかもしれません。
そこで、今回は不動産の解体にかかる費用や解体に関する注意点をご紹介します。
□解体費用
解体には費用がかかります。
詳しい値段は建物によって異なるので見積もりを立てる必要がありますが、相場をご紹介します。
*相場
解体の費用は、木造から鉄骨、鉄筋コンクリートにかけて値段が上がります。
また、面積によって費用が変動するため依頼する不動産によって費用は異なります。
平均的に一坪あたり木造で2万円から行うことができ、鉄骨の場合3万、鉄筋コンクリートの場合は4万からとされています。
坪数と材質の2つの要因で値段は決めるので、平均とされている価格があなたの状況に合致していないかもしれません。
売却をしようか迷っているときは自分で計算し、細かな計算は専門業者にお任せください。
□解体するときの注意点
解体するときにはいくつか注意が必要です。
*今のままでも売れる可能性
まず1つ目は、解体しなくても不動産が売れる可能性です。
解体を行わなくても売れる場合は、解体を行うより費用がかからずお得でしょう。
また、買い手としても建物が残っていると新たに建物を立てる必要がないので購入後、楽に生活を始めることができ双方にとって利点があります。
*解体後に新しく建物を建てることができない
解体することはできても新たに建物を建てることができない土地があります。
せっかく土地を買っても新たに家を作ることができないなら買う必要がないため土地が売れなくなります。
この場合は、解体を行わずにそのままで売却する方が売却の可能性があります。
また、建物を建てることはできても大きさが小さくなることがあります。
これにより、今のままの大きさの家の方が大きく売れる可能性がでてきます。
本当に解体する必要があるのか、解体するとどのような結果となるのかなどを知る必要があります。
しかし、それらは一般的には判断が難しいです。
そのためプロの目線での見積もりが必要となります。
*見積もりについて
最後に見積もりについて紹介します。
見積もりを受けることによって正確に解体費用を把握することができます。
しかし、見積もりを受けるときに注意しなければならないことがあります。
それは1つの会社だけで見積もりを受けないことです。
会社によって値段が変わることがあります。
複数の会社から見積もりを受け、自分に合った会社を選んでください。
□まとめ
不動産の解体について紹介しました。
不動産は解体してから売った方がよいときとそうではないときがあります。
どのくらいの額で売れるのか、解体を行えるのか、解体後のことも考えた上で解体するかどうかを決めることをおすすめします。