不動産屋のおっさんコラム
賃貸で貸出中の家でも売れる?
2019/06/09
賃貸中の家を売ることはできるのでしょうか。
答えはイエスです。
賃貸中の物件を売却するとなると、どのような手順を取るのか、住んでいる人にはどのように対応するのか、といった疑問が浮かび上がってくると思います。
今回は、それらの疑問を解決するために、賃貸中の物件を売るときのポイントや注意点についてご紹介します。
□賃貸中の不動産売却はできる!
賃貸中の不動産売却は意外とよく目にするはずです。
賃貸マンションや賃貸オフィスにテナント付の物件と表記されているものは、全て売買されている物件です。
言い換えれば、賃貸中の物件売却とはオーナーチェンジのことであり、賃貸物件のオーナーチェンジはそこまで珍しいことではないのです。
□借主の了解を得る必要はない
不動産を売るかどうかは所有者の自由です。
借主に了解を取らずに物件を売買することができるのは、所有者の正当な権利とされています。
□敷金はどうするか?
物件を貸すときに借主に敷金を払ってもらっています。
敷金とは簡単に言えば入居者から預かっているお金です。
この敷金は、借主が退去することになれば借主のもとへ戻ってくるお金ですが、不動産のオーナーが変わった場合はどうなるのかというと、
借主が引っ越さない限り敷金返済債務を新しい所有者に移すことになります。
□賃貸中の方が価格は安くなる
賃貸中の物件は比較的に売却価格が安くなります。
その理由は、主に3つあります。
1つは、賃貸中の物件の売却価格の算定方法です。
売却時の価格は、収益還元法によって計算されますが、物件価格が高いと利益が得られにくくなるので、結果的に一般的な計算方法である直接還元法よりも安くなるのです。
□まとめ
今回は、賃貸中の家を売るときのポイントをお伝えしました。
賃貸中だからといって売却に出すことができない訳ではありませんので、今回ご紹介したポイントを頭に入れて、取り組みましょう。
また、アルタ不動産では、物件の相場価格を把握した上でしっかりとした根拠をもって納得できる査定額を明示しています。
お客様のご要望に応じて、売却方法や広告媒体の利用を選択してもらうことが可能です。
物件の売却を検討中の方は、一度ご相談ください。