不動産屋のおっさんコラム
転勤が理由で家を売るときに気をつけたいこととは?
2019/07/15
「せっかく買った家だけど、転勤で家を売らなければいけないことになった。」
家を売る理由は人それぞれですので、仕事、転勤で家を売るという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
転勤で忙しいのに、家の売却もしなければならないなんてとても大変ですよね。
この記事では転勤が理由で家の売却をするときに気をつけたいことをご紹介したいと思います。
□転勤で家を売る時に気をつけたいこと
*住宅ローンは完済できる?
家を売るときには住宅ローンを完済している必要があります。
その理由は銀行が家に対して抵当権という権利を設定しており、家を他の人に引き渡す時にその権利を抹消しなくてはならないからです。
家を売ったときの代金で返済することができるのであれば売却も可能ですが、足りない場合には貯金などの資金を使って完済する必要があります。
しかしいきなり転勤の指示があってすぐにローンを完済することができないという場合には、住替えローンや無担保ローンという方法もあります。
前者の住替えローンは新しい家の住宅ローンと今の家の住宅ローンを一緒にまとめる方法でほとんどの銀行がこの商品を扱っていますので、現在ローンを利用している銀行に相談してみると良いですよ。
*売却価格について
転勤で家を売却する必要がある場合には、転勤で忙しいため売却することを急いでしまうということがあるかもしれません。
しかし本当はもっと価値のあった家なのに安く売ってしまったケースも数多く存在します。
そのため、売却価格を決めることには慎重になるべきです。
家がいくらで売却できるのかその価格を知るためには複数の不動産会社へ依頼するのが良いでしょう。
その中から信頼できる不動産会社へ売却の仲介を依頼し、後悔のないように売却を行いましょう。
*転勤期間
転勤するから売却しようと考える人はすくなくありません。
しかし売却が一番の選択肢では無い可能性もあります。
例えば転勤しても3年後に今の職場に戻ってくるかもしれませんよね。
そうなったときに家を売ってしまっていては損になる可能性が高いです。
数年間の転勤の場合には売却だけではなく、賃貸に出すなども考慮してください。
管理会社に依頼すると手間なく住宅をキレイな状態で維持することも可能です。
□まとめ
今回は転勤が理由で家の売却をしようと考えている方に向けて気をつけたいことをご紹介しましたがいかがでしたか?
転勤に家の売却と忙しくて慌ててしまうかもしれませんが、そんなときには今回ご紹介したことを参考に冷静に手続きを進めてくださいね。