不動産屋のおっさんコラム
売買契約書でチェックすべきポイントとは?
2019/07/11
住宅や土地のような不動産の売買は大きな金額が関わるので、売買は契約書を使用して行います。
契約書は売買において非常に重要な書類ですので、しっかり確認する必要がありますが多くの人にとってはどういったところに注意して確認すればよいのか分からないということがあるかと思います。
そこでこの記事では売買契約書でチェックすべきポイントについてご紹介したいと思います。
□チェックすべきポイント
それではさっそく注意してチェックすべきポイントを見ていきましょう。
*売買物件の表示
売買契約の大前提であり、契約書の一番はじめに記載されるのが売買物件の情報です。
ここでミスがあるとトラブルにつながるので注意して確認しましょう。
*売買代金等の条件
不動産の売買契約は一般的に売り主と買い主、両者が不動産会社を通して交渉をして契約条件を決定します。
この際に同意した条件通りに契約書に記載されているか確認するようにしてください。
確認すべき項目は売買代金、手付金、支払日などがあります。
また、手付金の取扱も重要です。
手付金には解約手付、証約手付、違約手付がありますがどれに当てはまるのか確認します。
*所有権
所有権がいつこちらに移転されるのか、引き渡しの時期を確認します。
あらかじめ引っ越しの予定などを決めている場合はそれで問題がないかチェックしておきましょう。
*付帯設備の引き継ぎ
中古住宅では、現在使用していたエアコンや照明などの設備の引き継ぎについてを明確にしておく必要があります。
買い主は引き継げると思っていた設備が売り主によって処分されていたりといった設備の引き継ぎに関するトラブルが起こるのを避けるためにも、付帯設備は引き継げるものとそうでないものをチェックしましょう。
*手付解除
上記でご紹介した手付に関して、その解除についてチェックしておきましょう。
交渉で同意して契約となっても、なにかの理由でそれを解除せざるを得ないという状態になることが考えられます。
このときにどういった取り決めになっているのかをチェックします。
手付の金額は一般的に売買金額の20%までで設定しますが、具体的な決まりはないのでご自身で決定できます。
この時に少額すぎると、自分も解約しやすくなりますが相手も解約しやすくなるので注意が必要です。
この手付解除に関しては、当事者間の合意があった場合には解除を認めないや解除可能期間を定めることも可能です。
□まとめ
この記事では売買契約書でチェックすべきポイントをご紹介しました。
売買契約書に記載されていることはすべて大事ですので、細部までしっかり確認することが理想です。
ですから確認するときにはチェックシートのようなものを利用すると効果的でしょう。
売買契約を結んだときの参考にしてみてくださいね。