不動産屋のおっさんコラム
マンションの売却理由はどこまで説明するべきか?
2019/04/14
マンションを売却する理由を考えたことはありますか?
マンションを売却するには理由を説明する必要があります。
売却理由は買い手が買うか買わないかを決める要素となるため重要です。
しかし、売却理由は個人的な理由なのでプライベートの話は教えたくない方もいらっしゃるでしょう。
今日はマンションを売却際、どのぐらい理由を説明する必要があるかをご紹介します。
□売却する理由
マンションを売却する理由は様々です。
*転勤や引っ越し
仕事の関係で引っ越しを行う必要があるときにマンションを売却する人がいらっしゃいます。
売却理由として説明するときもよくある理由の一つです。
この場合は買い手に引っ越し理由を詳しく説明する必要はありません。
買い手に伝えるときは引っ越しとだけ伝えることで、自然な売却と思われます。
*一戸建てへの引っ越し
マンションから一戸建てへの引っ越しです。
一戸建てに住むことが夢である人や、住みたいと思う人によくある売却理由です。
この理由も不自然な点はないので、売却理由によって買い手が気にすることもなく、価格への影響もあまりありません。
*ご近所トラブル
引っ越しの理由の1つとしてあるのがご近所との関係性です。
きっかけは様々ですが、ご近所との関係性が悪くなるとその後の生活は過ごしにくくなります。
また、マンションの場合はすぐ隣にご近所の部屋があるため余計に住みにくくなりやすいです。
この理由で売却する場合は、売却価格に影響する可能性があります。
ご近所トラブルの原因が私的な交流関係であった場合、新しい入居者への影響が少ないためあまり問題にはなりません。
しかし、ご近所の人が騒音などを出すことが原因の場合、買い手の今後の生活に影響があるため、価格の低下に影響します。
*周辺の変化
マンション周辺の変化によって以前より不便になったことも売却理由として考えてられます。
購入時にはマンションの周辺に交通期間や公共施設があり便利だったものの、それらがなくなり不便になることはあります。
これが原因となり売却し引っ越す場合、買い手の購入意思に影響を与える可能性が高いです。マンションの購入はマンションの機能のみではなく、周辺環境も考慮する必要があるためです。
しかし、買い手はその情報を含めて購入するかを決めるため、隠さずに売却理由を伝えましょう。
*事件、事故など
売却や引っ越しの理由として、マンション周辺やその中での事故や事件もあります。
見た目は特に変化がなくても、精神的に嫌がる人が多いです。
そのため売却時の価格が下がる傾向があります。
しかし、調べると事故があったことはわかるので買い手に素直に伝えるとよいでしょう。
□買い手に伝える必要のあること
様々な引っ越しの理由について考え、それらが売却のときに伝える必要があるのかを紹介してきました。
それらを簡単にまとめると、買い手が損をするかどうかです。
例えば、転勤などの理由で引っ越しをするために売却する場合は買い手は損をしません。
しかし、マンション自体の問題や周辺の問題がきっかけで引っ越し、売却を行う場合は買い手にとって損になることがあります。
買い手にとって損となる情報は伝える必要があります。
□まとめ
マンション売却時の理由をどこまで伝える必要があるかを紹介しました。
売却の理由を伝えずに買い手が損をするような場合、その契約が破棄されることもあります。
そのため買い手に影響することについては詳しく伝えるようにしてください。