不動産屋のおっさんコラム
マンションは古くなる前に売った方がいい?
2019/05/30
せっかくマンションを保有していて、売りたいと考えていても、マンションが古くなって寿命がきて、売れなくなってしまっては悲しいですよね。
おそらく今マンションを保有しているかたも同じように考えており、売るタイミングについてあれこれお悩みだと思います。
そこで今回は、マンションを売るタイミングに関する話題を紹介します。
マンション売却を手遅れにしたくないなら、ぜひ一読ください。
□マンションの寿命をチェック!
マンションが寿命に近づいている場合には、多くの特徴が見受けられます。
その特徴についていくつか紹介します。
*修繕積立金をすべて使っている
*管理組合の長が不在
*近辺に交通機関や病院、役所など、公共機関がない
*住民が高齢化している
*住民の新陳代謝が悪い
*長期修繕計画の期間が30年より短く、項目に配管や防犯カメラなどの取り換えについて記載されていない。
*ひと月の修繕積立金が不当に安い
以上のような特徴のうち3つ以上当てはまるマンションについては、寿命が近づいている可能性が高いです。
売れなくなる前に一刻も早く、金額を見積もってもらうべきでしょう。
□マンション寿命の相場
マンションの寿命は各マンションによって大きく異なります。
だから、マンションの寿命を一概に定義することはできません。
平均寿命は約35年ですが、20年近くのマンションや50年近くのマンションもあり、差が大きいです。
長くても寿命は50年であると考え、寿命が来る前にマンションを売却しましょう。
□建て替えも難しい
寿命が近づいたマンションは建て替えればよいと考えているマンションオーナーもいるでしょう。
しかし建て替えは、どんなマンションでもできるわけではありません。
建て替えができるマンションの数は、むしろ驚くほどに限られています。
建て替えができるマンションは、人が多く住んでいるところに建っており、たくさん購入希望者がいたことがあげられます。
また、土地面積に対する建物床面積の比率制限に十分な余地があるという特徴があります。
このような条件を兼ね備えていないマンションは、建て替えが難しいです。
そもそも現在、建て替えが可能なマンションは2パーセント程度しかなく、建て替えに期待するのは危険です。
寿命が来る前にマンションを売ってしまうのが得策でしょう。
□まとめ
マンションを売るタイミングに関する話題をいくつか紹介しました。
寿命が来てしまってからは売ることができず、建て替えも難しい状況であることが多いので、マンションの売却を希望される方は、寿命が来る前にマンションの売却をご検討ください。
さらに、マンションの寿命を知るために、上述した基準を用いていただければ幸いです。