不動産屋のおっさんコラム
不動産売却の詐欺はどんな種類がある?
2019/05/28
不動産詐欺という言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。
その手口や種類をあらかじめ知っておくと、より被害に遭いづらくなります。
中には「ついこの前知り合いの子が不動産の詐欺に遭った」という方もいらっしゃるかもしれません。
いつトラブルに巻き込まれるかわかりません。
そこで今回は、不動産詐欺の種類についてご紹介します。
安全に不動産売買を行うためには必要な知識なので、ぜひご確認ください。
□購入時に起きる詐欺
詐欺が起きる最も一般的なタイミングは、不動産を購入するときです。
いくつかその種類をご紹介します。
*地面師
これはニュースでよく取り上げられる言葉です。
大手住宅メーカーが億単位でこの手の詐欺被害に遭っています。
この地面師は、簡単にいうと土地の所有者になりすまして不動産会社に相談し、売却をすることでその代金をだまし取るものです。
これは、特に戦後に土地の証書が消失しているところに横行している詐欺手段です。
*手付金詐欺
不動産を購入するときには、購入のための代金とは別に手付金が必要になります。
この手付金は代金の支払いをする前に成約を確認する意味を持っています。
この手付金を払ったのに、決済日の前に売り手が逃げてしまうのが手付金詐欺です。
*原野商法、投資案件詐欺
この2つは似たような詐欺の手段です。
これらは最も詐欺らしい手口だとされます。
原野商法の場合は、「これからこの土地の価格は上がるから今買っとくべきだ」と根拠のないことを言ってそそのかして土地を買わせる方法です。
投資案件も似たようなもので、「このマンションを買えば運用が必ずうまくいく」というような文句を使って迫るものです。
こういった詐欺に遭わないためには、あらかじめ不動産の本当の価値を知っている不動産会社に相談することをおすすめします。
□売却時に起こりうる詐欺
購入時に比べると詐欺が起こることは少ないですが、売却時にも詐欺の危険性があります。
売却の際に遭いやすい詐欺の内容は、手数料や紹介料を高額に請求する方法です。
不動産売買にあまり詳しくないと、提示された金額に対して「これくらいの費用は払うのが普通なんだ」と考えてしまうので、大変危険です。
不動産売買を考えたときは、必要になる費用について相場や一般的な知識を知っておく必要があるでしょう。
□おわりに
今回は不動産売却の際の詐欺について、起こりうる詐欺の種類についてご紹介しました。
詐欺についてあらかじめ知っておくのと知らないのとでは、実際に被害に引っかかる可能性が変化します。
安全に不動産の売却を行うためには、今回ご紹介した内容をぜひ覚えておいてください。
不動産の売却についてお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。