不動産屋のおっさんコラム
不動産売却の際に気を付けたい、詐欺の手口と対策|七飯の不動産売買専門会社がご紹介
2018/02/21
「ニュースで、不動産詐欺の被害を見た。」
「初めての不動産売買を行うので、詐欺が心配。」
そのようなお悩みをお持ちではないでしょうか。
一般の方は、不動産の売却の経験は多くありません。初めて行うという方がほとんどだと思います。
知識がないまま、仲介業者にすべてを任せてしまうと、詐欺にあう可能性が高くなります。
また、買取主が詐欺を行う可能性もあるのです。
今回は、実際にある不動産の売却の際の、代表的な詐欺について、その手口と対策をご紹介したいと思います。
●代表的な詐欺の手口とその対策
・売却代金をだまし取られる
不動産を売却する相手が決まったら、登記書類と不動産の引き渡しを行います。
不動産登記とは、その不動産が誰の所有物であるのか、を証明するために行われている、国の制度です。
登記書類に必要事項と印鑑があれば、容易に登記情報を変更することが可能です。
この際に、登記移転が正常に行われず、勝手に登記情報を変更される被害があるのです。
登記を変更する際には、当人の印鑑証明が必要ですので、詐欺業者は、事前に、あの手この手で印鑑証明を手に入れようとします。
どんな理由を言われようが、必ず代金受け渡しの当日に行いましょう。
・不動産業者に不動産を購入される
なかなか売れない不動産の場合、仲介人の不動産業者が、その不動産の買取を希望することがあります。
販売主は、売れないために焦っていて、安値であっても、ついつい売却を決断してしまいます。
不動産業者は、安く買った不動産を高値で転売するのです。
しかし、買取主が見つからないように、わざと販売活動を行わない業者もあり、この場合は立派な詐欺と言えるでしょう。
販売活動は業者に任せっきりにするのではなくて、自分の目でしっかりと確認を行いましょう。
・売却金が偽装されている
不動産を売却した際には、売却金額を受け取ることになります。
しかし、買取主が現金ではなく小切手で支払いたいと要求してくることがあります。
その小切手は使用できない効力のない物かもしれません。
どんなに本物に見える小切手でも、クオリティの高い偽物は誰でも作れます。
売却金額の受け渡しの際は、必ず現金で行うよう徹底することが大切です。
〇最後に
今回は、不動産売却の代表的な詐欺についてご紹介しました。
不動産の売却は初めての方が多く、詐欺が狙われやすいともいえます。
自分以外の関係者は、取引の最後まで、完全に心許さないことが大切なのです。
また、売却活動中に、どうしても困ったことや不審に思う点があれば、第三者に相談することをお勧めします。