不動産屋のおっさんコラム
不動産売却時のインスペクションと法改正の影響とは?
2019/04/20
不動産を売るときに行わなければならないことは多くあります。
みなさんはインスペクションをご存知でしょうか?
インスペクションを行うかどうかで売れる値段が変わります。
今日は不動産売買のときのインスペクションについてご紹介します。
□インスペクションとは
インスペクションとは専門の知識を持った人が戸建の状況を確認し、その戸建について調査、報告してくれるものです。
これを行うことで故障しているところや汚れ、損傷などを把握することができます。
*売却時に重要な理由
不動産の売却時にインスペクションは重要です。
その理由はインスペクションを行うことにより買い手の不安が取り除かれるからです。
買い手は購入するときに不動産に不備が無いかを気にします。
しかし、どこまでを不備として相手に伝えるかは売り手の考え方によって異なります。売手が不備を隠すつもりがなくとも後から不備が発覚したケースや、売り手も買い手も気づいていない損傷があることも多々あります。
このようなことがあるため買い手は不動産を購入するときに不安を抱えながら情報を見ていました。
しかし、インスペクションを行うことでそれらの不安を解決できます。
インスペクションを行うのは専門の知識を持っている人なのでそのインスペクションの結果をみれば不動産の状況を把握できます。
買い手は安心して購入でき、売り手は自分の気づいていない不備などが原因でのトラブルを防ぐことができます。
また、法律が変わりインスペクションについて業者が説明する義務ができました。
具体的には、インスペクションを行っているのか、その結果はどのようなものかなどです。
今のところ、インスペクション自体が義務になったわけではありません。
しかし、インスペクションには多くのメリットがあり、それに対してデメリットが少ないので行うことをおすすめします。
□インスペクションのメリット
インスペクションを行うことは多くのメリットを生みます。
*買い手の安心
買う人が安心して不動産を選ぶことができます。
また、購入後にも損傷や故障などの可能性を考えなく住むことができるのでストレスがなくなります。
*トラブル防止
売り手は買い手に対して不動産の情報を伝えなければなりません。
しかし、意識、無意識に関係なく情報が伝わりきっていないことがよくあります。
売り手も不備に気づいていないこともありますが、意識的に売り手にとって不利になる情報を伝えないこともあります。
それらが原因でトラブルが発生していたのですが、そのトラブルを無くすことにもつながります。
*不動産の価値が高くなる
インスペクションを行った不動産は比較的に価値が高くなります。
その理由は、信頼性が上がり、買いたいと思う人が増え、価格が高くなるためです。
□インスペクションのデメリット
デメリットとして一番大きなものは費用です。
専門の知識の人が行うため費用はかかります。
しかし、このインスペクションのおかげで高い価格で売れやすくなるので問題はあまりないでしょう。
□まとめ
インスペクションを行うことは、不動産の売買で重要なことです。
近年、法律でも行うようにとされました。
その結果、インスペクションの信頼性がさらに上がったので、メリットが大きくなります。
不動産の売却を考えておられる方はぜひ、を行ってみてください。