不動産屋のおっさんコラム
中古住宅の売却の流れについて|北斗の不動産業者の豆知識!
2018/04/11
中古住宅の売却において知っておくとよい知識とは何でしょうか?
不動産業者の選び方や相場となる価格の調べ方など例を挙げるときりがないですが、忘れがちなものがあります。
それは、中古住宅の売却の流れについてです。
売却の流れを知っておくだけで、事前にあらかじめスケジュールを考えることが出来るため、売却でのスケジュールでの失敗が少なくなります。
今回は、中古住宅の売却の流れについてご紹介します。
○中古住宅を売りに出すまで
中古住宅を売りに出すまでに決めたことが、売却プラン全体に大きな影響を与えます。
早く売りたいからといって、ここで焦って適当に決めてしまっては余計に時間がかかることもあるので、慎重に決めていきましょう。
・仲介業者の決定
まず考えることは、仲介業者の決定です。
中古住宅の査定金額や口コミ、その業者の実績などを参考にして、自分に合った仲介業者を決定しましょう。
・価格の決定
仲介業者を選んだら、物件を売り出す価格を決定します。
この際に注意すべきことは、仲介業者が算出した査定金額だけで決定しないということです。
査定金額や相場、周りの物件の売れ行きを踏まえて、適正となる売り出し価格を設定しましょう。
・ローンの残債の確認
価格の決定と並行して行うことが、ローンの残債の確認です。
ローンが残っている場合と完済している場合とでは、物件の売却のプランが変わってくることがあります。
また、物件を売ると同時に次に住む物件を探す場合、二重ローンとならないように注意しましょう。
ローン残債は、各金融機関から送られる返済明細書の残高欄を見ると確認することができます。
ローンの残債を確認すると同時に、売却時にかかる仲介手数料や税金についても考えましょう。
○中古住宅を売りに出してから
業者の決定、売り出し価格の決定、売買契約の締結を終えると、以下の流れとなります。
・売却活動の報告、経過報告の確認
仲介業者の販売活動とその経過報告の確認を行います。
この際に、思ったよりも買い手が見つからない場合は条件の見直しを行いましょう。
中古住宅の価格は年々減少していきます。
売りに出した当初の価格では市場のニーズとの乖離も考えられますので、売却活動の報告、経過報告の確認を行い、物件が売れるようにしましょう。
・見学者の来訪
物件が気になる人が見学に来ることがあります。
見学に来るということは、購入まであと少しです。
物件に少しでも良い印象を持ってもらえるように、物件の管理をしっかりと行いましょう。
・条件の交渉
買い手が決まると、売買条件の交渉を行います。
物件の最終価格の決定や支払方法、引き渡しの日にちなどの交渉、調整などの交渉となりますので、細部まで確認しましょう。
中には、詳細な確認を怠ったばかりに後々トラブルになることもあるようですので、注意したいところですね。
同時に物件の瑕疵の報告も必ず行いましょう。
今回は、中古住宅の売却の流れについてご紹介しました。これらの流れをあらかじめ抑え、スムーズな売却を行いましょう。