不動産屋のおっさんコラム
中古物件を相続したらどうする?売却時の注意点はあるの?函館の不動産売買専門会社がご紹介します!
2018/02/26
「中古物件を売ろうかな」
「売るときに注意点ってあるの?」
このように疑問に思ったことはありませんか?
遺産として中古物件を相続したのはいいものの、今住んでいる家を引っ越しする気もなく、売却するか迷っている方は多くいらっしゃるかと思います。
そのようなことは一生のうちに一度あるかないかの体験なので、どうすればいいのかわからないと思います。
そこで今回は、「中古物件を相続する方がいいのか、売却するならばどんな注意点があるのか」についてご紹介していきます。
【中古物件を相続した場合】
中古物件を遺産として相続した場合は、引っ越す場合ならば問題はありませんが、もし誰も住む予定がないのであれば空き家になります。
空き家になってしまうと、住んでいる場合よりも年間の維持費が多くなってしまいます。
住宅を持っていると、固定資産税、都市計画税、火災保険といった維持費が発生し、年間で数十万円になります。
手入れされていない物件は劣化が早く、異常を発見するのが遅れてしまうため、劣化した部分を修理するならば、その費用は数百万円と言った規模の大きな金額になります。
【中古物件を売却した場合】
中古物件を売却した場合、大きな金額が手に入ります。
しかし、ここで注意しておかなければならないことがあります。
それは、「物件の売値がそのまま全額手に入るわけではない」ということです。
一般的に中古物件を売却しようとする場合、不動産会社に依頼します。
不動産会社に依頼することによって、あらゆる広告手段によって買い手を探す結果、買い手が見つかります。
こうして契約が結ばれると不動産会社に仲介手数料が必要になります。
また、仲介手数料以外にも税金が発生するため、結果として元の売値の数パーセントほど引かれた金額が手に入るのです。
さらに税金や仲介手数料以外にも高値で購入してもらうために、リフォームする場合があるかと思います。
玄関や水回りは買い手が購入するかどうかを決める重要な場所であるので、汚れている場合はリフォームする方がいらっしゃるのですが、リフォームする場合はその値段の出費もあります。
以上のように、中古物件を相続した場合は空き家として所持するなら年間で数十万円かかってしまうので、お金に余裕がある場合を除いては売却してしまうのがいいかと思います。
売却するならば、自分の元にお金がどのくらい返って来るのかをあらかじめ不動産会社に聞いておくと、後になってトラブルになるのを防ぐことができます。