不動産屋のおっさんコラム
住み替えの中古物件を売却するタイミングとは?函館の不動産会社が解説!
2018/05/07
今の一軒家から新しい家に住み替える際、「古くなった一軒家は売却しよう」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
住み替えで中古物件の売却を考える方は多いのですが、意外とその中古物件をどう売れば良いのかについては知らない人が多いのも事実です。
そこで今回は、住み替えの際に中古物件を売却するタイミングについてお伝えします。
■売却は住み替えの時期に
住み替えの売却を住み替えの時期に行うというのは、おかしなように思われるかもしれませんが、これはこの通りで、中古物件の売却と住み替えは同時に進めていくのが基本です。
同時に進めるとはどういうことでしょうか。
住み替えを行う際、新しい一軒家をどこかの不動産会社を見つけて購入し、新たな住宅ローンを組む、もしくは新たに賃貸住宅を契約することになると思います。この流れに合わせて、売却のための不動産会社探し・売却活動・売買手続きも進めていくのが、売却と住み替えを同時に行うということです。
細かく言うと、新しい家の住宅ローンを組むまでに、いまの物件を売却してしまわなければならないので、売却の方を少し先に始めることになるでしょう。
不動産会社は同じところでも問題ありません。その場合、同時に一つの不動産会社を通じて新居購入と中古住宅売却の両方を行っていくという流れです。
■住み替えローンが必要?
なぜ、住み替えといまの物件の売却は同時に進めていかなければならないのでしょうか。
それは、いまの物件の売却においてあまり売却金が上がらず、残存ローンを返せなかった場合に住み替えローンを使うためです。
住宅の売却では、売却と同時にローンを返済することが義務となっているため、売却金でローンを支払えない
と家を売れないということになってしまいます。
その際、住み替えの新しい住宅があれば、住み替えローンという形でローンを組み替えて返済していくことができるのです。
逆に言えば、いまの物件にローンが残っておらず、真っ新な状態であれば同時にやる必要はないということになります。
ローンもなく、ただその物件を少しでも高く売ればよいということであれば、時間をかけるのも可能です。住み替えが済んだ後ゆっくり行ってもよいでしょう。
■まとめ
住み替えの際の中古物件の売却は、基本的にいつでも大丈夫ですが、ローンの組み換えの可能性がある方に関しては、住み替えと同時に行った方が良いです。
住み替えが住んでしまうと、ローンを組み直すことができず、家が売れないということになりかねませんので、事前にしっかり見通しを立てておきましょう。