不動産屋のおっさんコラム
住宅の資産価値を保つためにすべきこととは?
2019/07/07
住宅を維持管理することは生活環境を維持するという意味で非常に大切です。
また住宅の資産価値を保っていると売却する時にも高価での売却が期待できるため、新しい家を購入するときの資金計画に組み込むことが可能です。
そこでこの記事では住宅の資産価値を保つためにするべきことについてご紹介したいと思います。
□資産価値を保つためにするべきこと
住宅も消費財ですので、経年劣化していきます。
その要因には雨や風などの気象状況、毎日の生活などがあります。
住宅の資産価値を保つためにはどんなことをするべきでしょうか?
*点検と補修
住宅の資産価値を保つためにまず考えるべきなのは定期的な点検です。
屋根や外壁はもちろんのこと、他の住宅の部品、設備も抜かりなく行いましょう。
もしどこかに欠陥や劣化が見つかった場合はできるだけ早く補修するべきです。
なぜなら補修が遅くなってしまうにつれて、劣化は進み補修が難しくなったり、そのための費用が高くなる可能性があるからです。
住宅を購入した不動産会社に確認し、定期点検のアフターサービスがあればそれを利用するべきですし、ご自分でも家の状態に気を遣っておきましょう。
特に中古の住宅である場合は点検は欠かさず行うようにしましょう。
そうすることで住宅の資産価値を保つことに繋がります。
*記録を取る
住宅を購入、建築、リフォームなどするときには様々な手続きを行い、書類も大量に出ますよね。
そういった記録をとっておくことも資産価値を保つためには重要です。
そうすることで売却する時にこの家が今までどんな施工をしてきたのかがひと目でわかります。
そういった情報があるのとないのとでは資産価値が大きく変わります。
先程ご紹介した点検・補修の記録ももちろんとっておくべきです。
そうすることである程度の築年数が経過していても家の良好な条件を証明する資料にすることができます。
こうした情報はいえかるてとも呼ばれる住宅履歴情報になります。
保管しておくべき記録の代表的なものは以下のようなものがあります。
・住宅の図面、仕様書
・工事の資料
・認定書類
・実施した点検、補修の記録
□まとめ
今回は住宅の資産価値を保つためにするべきことについてご紹介しましたがいかがでしたか?
住宅の価値は特に気をつけることなく、放っておくとどんどん下がっていきます。
将来売却することをお考えの方は今回ご紹介したような方法で、ご自分の住宅の資産価値を保つようにしましょう。
そうすることで将来の売却価格が上昇する可能性が高まります。