不動産屋のおっさんコラム
使わなくなってしまった空き家の使い道は?函館の不動産会社が解説
2018/04/27
「遺産相続で空き家を受け継いだけど、何か使い道はないのかな?」
両親の介護施設への入居や遺産相続によって、不動産相続を受ける方は多くいらっしゃいます。
そんな方が頭を悩ませるのが、不動産の使い道です。
そのまま空き家として放置しておくのは良くないと言われているので、何とかしたいという気持ちでしょう。
そんな熱意に応えるために、今回は使わなくなってしまった空き家の使い道について紹介します。
■売却
売却は、気が進まないかもしれませんが、有効な手段のひとつです。
古い家でも土地が付いていればその大きさに応じた適正額で買い取って貰えますし、比較的新しい家であればまとめて大きな利益を上げることができます。
また、木造でまだ構造に欠陥の出ていない物件の場合には、いまの段階で早めに売却しておくことで、修繕費用がかからず、買い手に値引きをされることもなく、一番お得に物件を売ることができるのです。
しかし、中には売却のような一時的なものではなく、継続していけるような不動産の活用をしたいと思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方はどうすればよいでしょうか。
■建物を用いた経営
不動産活用にいろいろなかたちがあるように、空き家を用いた経営というものもあります。
最近流行っているのは民泊です。
日本の古風な見た目をそのまま活かして、外国人の訪日観光客をターゲットに経営しているものが多く存在します。
海外のインターネット会社が民泊を仲介するサービスを提供したことで民泊は急激に発展し、不稼働だった日本の空き家を有効活用できるという観点から多くの注目を集めているのです。
この他にも、カフェや料理店と言ったお店を経営する方や、一風変わったものだと木造の古さを活かしてお化け屋敷を経営している方もいらっしゃいます。
建物を取り壊してしまう必要がないため、経済的にもお得なのですね。
■土地を活かした経営
築年数がかなり長く、建物が古くなっている場合には、土地を活かした経営というのも可能です。
売却するにしても建物自体の価値がほとんどない時は建物を解体してしまって、土地だけで売りに出した方が早く買い手が見つかることもあります。
土地を使った経営手法としては、駐車場が代表的です。
建物を建てることなく土地を整備するだけで、経営ができることから人気の活用法になっています。
古くなった建造物はそのまま残しておくと倒壊の危険性もあるので、何かしらの対処をするのが良いでしょう。
■まとめ
使わなくなった空き家はそのまま建物としてつかうこともできますし、建物は壊して土地だけと言う使い方もできます。
それぞれ物件の状態によって最適な手段は変わってくるので、一度状態を確認してみると良いでしょう。