不動産屋のおっさんコラム
戸建をリフォームする前と後ではどれくらい売却価格は変わるのか?
2019/04/04
「家を売りたいんだけど、リフォームする必要はある?」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか?
戸建ての場合、リフォームしてから売却すべきなのか、しないほうがいいのか判断するのは難しいですよね。
今回はそんな戸建ての売却に関して、リフォーム前と後の価格に関する情報をお伝えします!
□戸建ての売却|リフォームする必要は?
所有する戸建てを売却しようと考えた際に、リフォームは必要なのでしょうか。
この場合のリフォームは、50万円以上の工事費がかかる前提でお話ししますが、基本的にリフォームをしない方が良いと言えるでしょう。
このような結論になる理由を3点ご紹介します。
1.売却価格よりもリフォーム費が高額になる
まず1つ目の理由ですが、自分でリフォームして売却しようと考えた際、リフォームの効率が悪く費用が高額になってしまう可能性があります。
今まで何度もリフォームを繰り返し、クオリティの高いリフォームを低価格で実現できるというような個人主は少ないでしょう。
リフォームのデザインや依頼する業者によってリフォーム費は大きく変わるため、業者選びからデザイン決めなどの手間と費用を考えると、個人でリフォームを行うのは効率が良くないと言えます。
2.購入者のニーズに合わない
中古物件を購入使用と考えている人たちの中には、自分でリフォームやリノベーションをしたいと考えている方が一定数いらっしゃいます。
比較的価格の低い中古物件を安く購入し、改修に費用をかけることで自分好みの家に仕上げるのです。
自分の好きなデザインにできるというメリットがあるため、この考えで中古物件を購入する人が近年増えています。
購入者が好みに合わせてリフォームを行うため、売却前にリフォームすると無駄になってしまう可能性があります。
3.転売業者のリフォーム費は安く済む
転売業者(不動産会社)は、数多くのリフォームを行う必要があるため特定のリフォーム業者と契約を結んでいる場合が多いです。
リフォーム業者は安定的にリフォーム案件を受注できるため、その分費用を安くするという契約を交わしています。
転売業者はリフォームを低い価格で行えるため、個人主がリフォームするよりも効率よくリフォームを行えるのです。
このように売却前にリフォームしてしまうと、売買の際に価格的に考えて損してしまう可能性が高いと言えます。
□まとめ
今回は、戸建てを売却しようと考えた際にリフォームは必要かどうかについてお伝えしました。
場合によってはリフォームした方が良いと判断されることもありますので、信頼できる業者に相談してみましょう。