不動産屋のおっさんコラム
空き家の売却のメリット・デメリットを七飯の不動産売買専門会社がご紹介!
2018/03/17
空き家の放置は近年一層問題になっていますが、空き家を持っている方はどのように対処すればいいか分からないのではないでしょうか?
中には売却すべきか、何かに活用するか、といろいろお考えになると思いますが、今回は売却に焦点をあてて、空き家を売却するメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
■空き家を売却するメリット
〇維持費、管理費が不要になる
使用していないとしても不動産を所有している限り固定資産税がかかります。
使用していないものに税金を納めなければならないと考えると、なるべく支払いたくないですよね。
さらに、空き家は虫が住み着いたり、不審者のたまり場になったりしないように、定期的に管理する必要があります。
空き家を売却してしまえば、これらのような維持費・管理費が不要になります。
〇損害賠償責任を負わなくて良い
空き家は建設されてから長期間経つものが多く、建物の耐久性がとても低い状態になっている可能性があります。
その場合、空き家の倒壊などで近隣住民に迷惑をかけることも想定できます。
しかし、売却してしまえば、空き家を所有することによる損害賠償責任を放棄することになります。
〇相続人間で分配しやすくなる(相続で得た空き家の場合)
故人が住まれていた家や、もともと故人が所有していた空き家が相続された場合、不動産は分割しにくいため、相続で問題になるケースが非常に多くあります。
しかし、売却して現金化してしまえば、現金を分ければよいので、分配しやすくなります。
■空き家を売却するデメリット
〇売却相手を見つけるのが難しい
その空き家にどのくらい価値があるかによって、売却相手が見つかるかどうかは異なります。
立地条件の良さなど総合的に判断して空き家に価値があるのであれば、売却相手は容易に見つかるかもしれませんが、立地条件が悪く、非常にボロボロの空き家であれば、売却相手を探すのが難しいかもしれません。
〇売却して利益出るかどうかは分からない
空き家の売却には、仲介手数料や譲渡所得税、登記費用など様々な費用がかかります。
やっと売却相手が見つかったとしても、売却したところで自分にお金が入ってくるかは疑問なこともあります。
■おわりに
空き家をお持ちの方は売却するか、別の用途で使用するか、どちらの方が良いのだろうかとお悩みになられる方も多いでしょう。
空き家の売却にもメリット・デメリットあり、売却した方が良いことも、売却しない方が良いというケースもあります。
そこで、ご自身でメリットとデメリットを比較して、自分にはどちらが合っているのかを考えたうえで、検討していただけると幸いです。