不動産屋のおっさんコラム
空き家を売却したい時の流れとは?北斗の不動産会社が解説
2018/05/09
遺産相続や転勤で使わなくなった空き家を売却したいとお考えの方は多いと思います。
しかし、いざ空き家を売るとなっても「何から始めていいのか分からない」「どういう流れなのか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、空き家の売却をお考えの方に向けた売却の流れについてご紹介します。
■空き家の状況を確認する
空き家を売る前にまず考えなければならないのが、建物を残すか壊すかということです。
物件が古くなりすぎていると、建物の価値が無かったり、建物があることで物件自体が売れなくなったりしてしまうことがあります。
そんな場合は、先に建物を解体してしまって土地だけにすることで、物件が売れやすくなったりするのです。
今後の使い道をどうするかに合わせて建物を残すのか壊すのか考えるのが良いでしょう。
■不動産会社への依頼
空き家の状態が良好で売る価値があると判断した場合には、不動産会社を選定して査定を受けることになります。
この際、査定を複数社に出して、売却もその複数社に行ってもらった方が良いでしょう。
査定を一社にしかしてもらわないと、査定額が不適切であった場合や、悪徳業者に引っかかった場合に気づくことができないので、少なくとも2~3社受けておく必要があります。
不動産会社が決まれば売却していくということになります。建物を売る場合には中の荷物の整理や最低限のハウスクリーニングは済ませておくようにしましょう。
家の中が掃除されていないと、その状態で内覧に訪れた買い手候補者が、購入を辞めてしまう可能性があるためです。
■買い手探しと引き渡し
いよいよ買い手を見つけて価格交渉を行っていくという段階に入りますが、このときになかなか買い手が見つからずに困っているという方がいらっしゃいます。
そんな方には、市場での買い手探しではなく不動産会社自体に物件を購入してもらう手というのもあるのです。
不動産会社側としては買い手が見つかるか分からない物件を買い取るため、一般的に買取額は市場での場合よりも安くなります。
それでも1年も2年も買い手が見つからず探し回るより不動産会社に早く買い取って貰いたいという方は、初めから不動産会社側に依頼をしても良いでしょう。
また、築年数が浅く、立地も良いにも関わらずなかなか物件が売れないという場合には、不動産会社側の囲い込みを疑った方が良いかもしれません。
囲い込みとは、一つの物件の買い手と売り手の両方を同じ不動産会社が取るため、物件の情報を外に漏れないようにする策で、違法行為に当たります。
これは中小の不動産会社に限らず、大手でも横行している手法なので、あまりに購入の依頼がないという時は、他の不動産会社を使うなどして調べてみた方が良いでしょう。
■まとめ
空き家を売却する時は、現地の情報に詳しい地元の不動産会社に依頼した方が良いと言われています。
空き家のことでお困りの方はぜひご相談ください。